果実堂の人、ひと、ヒト19『渡辺勤統括リーダー(栽培管理)』
8年前、果実堂の事務所がまだ西原村のプレハブだった頃、当時、大分県に勤務していた高瀬技師長を呼んで栽培技術の勉強会を始めることになりました。これが、今の高瀬塾(技術勉強会)の起源となります。
しかし、あろうことか新入社員の渡辺勤くんの姿がありませんでした。
「逃げたな!」
頭に血がのぼった社長が探し回り、ついに山鹿市で発見し、そのまま居酒屋に連れ込んで説教をはじめました。
「いいか渡辺、これからの日本の農業はサイエンスに基づく技術が大事なんだ」「+○%〜&#……」
モソモソ小声で話すため何を言っているかわかりません。
それから数年が経ち、果実堂は北海道のエア・ウォーター社の農園にベビーリーフ栽培の指導に行くことになり、渡辺くんがメンバーに抜擢されました。「大丈夫かな」と社長は心配になりました。
しかし戻ってきた彼はまるで体内に柱が立っているような芯のある若者に変わっていました。北海道で美しい奥様との出会いがあったのです。
今では栽培管理部の統括リーダーとして部下達に「サイエンスを勉強しない奴は果実堂にはいらん!」と気合いを入れています。
(写真中央が入社1年目の渡辺統括リーダー)